他人のプライバシーを侵害するとどうなるか?

プライバシーとは何か?

インターネットやスマートフォンの普及によって、手軽に情報を入手したり発信できるようになった結果、予期せずに他人の情報を公開してしまうリスクが高まっています。個人の私生活に関する事実は、一般的にプライバシーと呼ばれており、その内容を無断で公開されないという権利は、プライバシー権として憲法で保護されている人権にも含まれると考えられているのです。

プライバシーを侵害するとどうなる?

SNSなどで他人のプライバシーを晒してしまうことは、人の人権を侵害する行為です。そのため、他人が精神的な苦痛を受けるような場合には、民事上の不法行為として損害賠償請求を受ける可能性があります。精神的苦痛によって被った損害は、必ずしも明確に金額で表せるものではありませんが、民放において慰謝料を請求することが認められているため、訴訟になれば裁判所がその金額を評価することになるのです。場合によってはかなりの高額になる可能性もあるため、むやみに人のプライバシーを晒す行為は慎んだ方が良いでしょう。

刑事罰に問えるのか?

プライバシーを侵害された側からすると、侵害した者を厳しく処罰したいと考えるのが自然でしょう。もっとも、刑法ではプライバシー侵害を明確に犯罪であると定めた規定はありませんので、侵害行為が直ちに刑事罰の対象になることはありません。プライバシー侵害に似た犯罪として、名誉毀損がありますが、これはその名の通り名誉を毀損していることが要件とされているため、単にプライバシーが漏れただけでは該当しないのです。

機密文書とは、会社で関係者以外に漏洩すると不利益を被ってしまう文書です。性質によって極秘文書、秘文書、社外秘文書の3つに分けられます。